Micro Chaser

小さな世界を追ったりします。主に土壌動物、植物、鉱物などなんでもありありです。

イカダニノッテドコカニイキタイ

そんな人に私はなりたい だって人間だもの。

色々混ざってますが、今日はイカダニ科のササラダニのご紹介。

 

結構歩くのが速い。イレコダニより全然速い。

 

井上沙紀さんたち(2013)の論文で、歩くのは第1歩脚器(頭側の脚)が長い方が速く歩けるとの報告がありました。

https://libopac.fukuoka-edu.ac.jp/dspace/bitstream/10780/1457/1/3002-Inoue-Karasawa-2013.pdf

 

確かにイレコダニよりも脚が長めかなー ヨチヨチ歩きというよりサッサッと機敏な感じです。愛嬌があるというよりちょっと強そうでカッコいい系もしくはアスリート系の感じです。

 

(会社に行かずに)イカダニに乗って森の中を探検出来たら面白いだろうな(遠い目)

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枝の上で発見したのですが、これは何をしているのだろう?

枝の組織を噛んで、引っ張っているような動きを見せます。

枝を食べている?穴を開けておうちを作ろうとしてる?

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DA・DA・DA・DANGO MUSHI

土壌動物のメジャーリーガーといっても過言ではない。

子供のころにズボンのポッケに大量に入れて、洗濯するときに親に見つかり、キレられるという黄金パターンの犯人です。

 

最初にダンゴムシに似ているタマヤスデかと思いましたが、足の数が7対に近かったので多分ダンゴムシ(タマヤスデだと14~17対くらい)。

 

完全に球形になります。あれ?これどこかで見たことない?

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そうです、イレコダニも丸くなる球体反応を示します。

種類は違っても同じような防御をする進化を遂げたようです。

 

ただ、イレコダニは球体化してから次の行動に移るまで約30分、ダンゴムシでは約10秒だったので、生物の種類によってリスタートの反応までの時間は違うようです。

あと、イレコダニは足をしまうだけなのに対して、ダンゴムシは腹部を隠しつつ、完全な球形になってます。ダンゴムシの方がデザイン的には完成されている。

しかし、イレコダニの方がカワイイ。

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ダンゴムシってやっぱりエビとか甲殻類に近いんだなーって

非常食で食べられるらしいのですが、美味しいのだろうか。

食べたことがある人に話を聞いてみたい(私はあまり食べたくない…)

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ヤサイ ニンニク カラメ アブラムシムシ

タイトルは某ラーメン屋の呪文ですが、間違いはどこでしょう

 

 

 

 

 

 

分からない人は残念ながらアブラムシムシラーメンを食べていただきます。

 

アブラムシ(Aphid)

カメムシの仲間ですが、パクチーの匂いはしない。

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中央右側の虫で触角を含めず3 mmくらい。意外とデカい。そして赤目だったんだね。

手放しでカワイイとは言いづらい。

キモカワイイ系。世間で言うアンガールズ的な位置づけ。

 

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あー・・・意外と足・触角が長くて動きが微妙に素早い。

やっぱり、アンガールズなのかな…残念ながらマルトビムシには勝てない。

勝てないっていうか、勝負にならないというか、なんか違う土俵の生物なんだよ!

 

小さい子供たちを押しのけて、君はどこに向かってるんだい。

いつもここから』の『どけどけーい』が脳内に流れたよ。

 

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名もなき花

別に名前なくはないと思いますが、調べても分からないです。無知ですいません。

 

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花びらの先の方が少し赤らんでいて、なんだか可愛い。

 

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花びら見ると、葉脈みたいなのが見えて、「花って、葉っぱから分化した組織なんだなー」って少し分かります。

 

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花粉症の人にはムズムズする写真でしょうか?

 

おまけ

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これも名前分からなかったんですけど、ふさふさした花が可愛くて色も優しい感じで好き。

 

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入れ込んでしまったイレコダニ

たまたま偶然出会ってしまったので、かなり時間をかけて撮影。

凄く楽しい時間でした。

 

イレコダニ(Phthiracaridae

ササラダニの一種でやっぱりデトリタス(落葉や菌類(?)を食べる)

最大の特徴は脚を折りたたんで防御態勢を取ること!

防御態勢はベストデザイン賞です。

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防御態勢をとってから解除されるまで20~30分ほど。

夜中に撮影していたので、半分は根性比べでしたが、徐々に開いていく様はなんだか花が開くような神々しさを感じました。

 

 

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大きなお尻を持ち上げて歩くパワフルな脚 転んでる姿もキュート!

 

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ヘクソハナクソを笑う

ヘクソカズラPaederia scandens)の実

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名前カワイソウ過ぎない?屁の上に糞って。。。

実の中身が細い糸のようなもので繋がって、養分集めた感じが残ってて良い。

白いツブツブは既に発芽してるの?

カビは…うん、なんとなく撮影してみただけです。

 

詳細不明の謎のモフモフ

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雑草なんですけど、先端にモフモフのドレッドみたいなものが付いてます。

ドレッドを毟ってみると鱗のような表面構造。

その茎を断面にしてみると、渋い色のバラのような構造が現れて感動。

こういうのがあるから、微小構造の探索は面白い!

 

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転石苔を生ぜず

諺になぞらえて苔の写真を撮影しただけなんです。

意味は「生き方をコロコロ変えている人は何者にもなれない」みたいな事らしいです。

 

土に生えている苔

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なんだか、大陸を見ているようです。全体的に草っぽい。

 

航空写真風

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画像処理して黒部分を海にしてみました。もしかしたら、現実世界は微小世界を拡大することで再現可能なのでは?と思ってしまいました。

 

木に生えていた苔

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土に生えていた苔と比べると少し木っぽい感じがします。

 

石に生えていた苔の死骸(?)

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川原の石にくっついていた物なんですけど、苔なのかなぁ?

少しカルシウムっぽい感じもしますが詳細は不明。

 

苔も奥が深いですが、分類が難しくて名前が分からないです。

 

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