私が写真を撮る理由
なんとなく今日散歩しているときに、私自身はなんで写真を撮るようになったのだろう?と疑問が湧いてきました。撮り始めて1年くらい経ったのと、新年を迎えたことですし、歩きながら考えたことを取り留めもなく書いていこうと思います。
1.季節の移り変わりを知るために
普段生活をしていると日々に忙殺されてしまい、気温でしか季節を考えなくなっていました。
そんな時に仕事の現場記録でしか使っていなかったカメラ(当時はPENTAXコンデジで相当古い型)を持ち出して花や風景を撮っていると今まで気にしなかった季節の変化を知ることができました。
梅の咲き始めは1月だったことを知った
冬に赤いカーテンが現れる
夏と秋の間には急きょキノコが生えまくる
2.ニンゲン以外の生き物を知るために
毎日毎日、前を向いても後ろを振り返っても、明日も昨日もニンゲン×ニンゲン。
世界が狭すぎて息が詰まって、生きてく上ではツマらないことだと気づきました。
私が生きる身近な世界にもこんなに妙チキリンな生き物が溢れているのに。
なにも知らないで終わっていくのは惜しい気がしたのです。
森で出会った小さなカエル
こちらを見上げるネコハエトリグモ
華奢だが石のような模様のクモ
エロい目つきのアカハネナガウンカ
3. 知覚出来る世界を広げる為に
私たちが見ている世界は可視光で見える世界、認識できるサイズにも限界があります。
そんな中、カメラのマクロ撮影や顕微鏡写真であればサイズの壁は超えられます。
普段見ているようで見えていない世界がそこにはあります。
思い返すと小さい頃に進研ゼ〇の特典でおもちゃの顕微鏡をもらってからこの世界にはまった気がします。
研究もズーっと顕微鏡を使って対象の生物を観察・計数してデータ取りしてました。
体長約1 mmのザラタマゴダニの体表(凸凹状の構造が確認できる)
体長約0.5 mmのワセンチュウ(いくつものリング状の構造が体表に確認できる)
まとめ
『写真が趣味』というとカメラとかの機材が好きなような響きですが、
私の場合は『生き物の観察』がメインだったということに気が付きました。
観察を通して季節ごとの生物を見たり、変な生き物に出逢ったり、珍奇な構造に息を呑んだりするのが好きなようです。
これからも面白いものに出逢えるように歩き回って写真を撮っていきたいと思います。